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世界的に景気が減速する中、金融機関は増益を記録

景気不振がささやかれるなか、銀行が大幅増益

中国、ヨーロッパを中心に世界的な景気減速が進む中、大手金融機関からは非常に好調な決算報告が続いています。

JPモルガン・チェースが2023年10月13日に発表した7-9月期四半期決算では、純利益が132億ドルで、前年同期の97億ドルから約35%増に。ウェルズ・ファーゴも同13日に7-9月期四半期決算を発表し、純利益が58億ドルであったことが明らかになりました。これは、前年同期の36億ドルから約60%もの増益です。

ただし、この大幅な2増益の要因は、経営的な成功というわけではなさそうです。というのも、増益の最大の理由は、政策金利の急上昇という外的要因にあるからです。

金利の急上昇により銀行の利益が大きくなるメカニズム

政策金利が上昇すると、銀行は素早く貸付金利を上昇させます。対して、預金金利を引き上げるのはそれよりも遅いタイミングであることが一般的です。このタイムラグにより、貸出金利が上がり収益が増える一方で、預金金利は据え置きで支出は増えない期間が発生し、銀行の利益が大きくなるという仕組みです。

ただし、この期間はいつまでも続きません。預金金利を据え置いたままにしておくと、金利を引き上げた他行へと預金が流出してしまうからです。そのため、金利ギャップは徐々に正常化されていき、銀行の利幅ももとに戻っていきます。

現在の金融機関の利益拡大は、まさにこの金利ギャップ期間によるものですから、政策金利が長期間安定したり、利下げに転じることがあれば状況は変わるでしょう。そのタイミングがいつになるのかは、中央銀行次第(もっと言えばインフレ動向次第)です。



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