賢人たちを賢人たらしめている行動や考え方は。そして、大切にしている習慣は──。
インタビューを通じて、そんな共通点を探っていきます
放漫経営に振り回されながら
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ヘッドウォータースは先進的なエンジニア集団と聞いていますが、篠田さんご自身は技術系の方なんですか。
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スタートは営業なんです。大学は理系でしたが、ビジネスの持つリアリティに魅力を感じて3年生で中退し、社会人になりました。
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最初はどのようなお仕事を。
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ブランド品の並行輸入販売です。ROLEXなんかを輸入して小売店に卸したり、個人客に販売したりしていました。ガンガン売ったので売上はかなりありましたが、経営者が無駄遣いばかりして結局倒産しちゃったんです。1年ぐらいは無給で働きました。
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無給で? 1年間も?
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営業の仕事は面白かったですし、若かったですから、夢とロマンを信じて仲間と一緒に頑張れたようなところがありました。でもさすがに1年も無給が続くと借金も増えますし、耐えられなくなって辞めて、仲間とコンピュータグラフィックスの製造販売会社を起ち上げました。
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今度も営業ですか。
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ええ、売上の半分は私が稼ぎましたね。倒産で痛い思いをしましたから、帳簿や税務申告なども自分でやっていました。ところがこの会社も、儲かるようになったら社長が夜のクラブ活動に力を入れるようになっちゃった。
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また放漫経営とは!
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今も言ったように売上も経理も財務も、さらにはマネジメントや人材採用も私が全部やっていたので、社長はすることがなくなったんでしょうね。そんな様子を見ながらも、私は事業構造を変えなければ生き残っていけないという危機感を持っていたので、2年がかりで新事業の提案を続けました。
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最高の社員じゃないですか、篠田さん。
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ところが社長は耳を貸さないものだから、とうとう「今と同じ年収を保証するから社長を辞めてくれないか」と直談判したんです。そうしたら逆に「それなに君が辞めてくれ」と言われ、結局再び仲間と飛び出して新たに会社をつくったんです。
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社長に退陣を迫ったとは、驚きました。
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