賢人たちを賢人たらしめている行動や考え方は。そして、大切にしている習慣は──。
インタビューを通じて、そんな共通点を探っていきます
※この対談は2022年5月25日に株式会社シーラホールディングス様のオフィスで行われました。
対談後記
杉本宏之さんは不死鳥のような経営者です。 リーマンショックでは大変な苦労をされたと聞き及んでいます。上場していた会社が破綻に追い込まれる。それは想像を絶する、まさに壮絶な体験であったに違いありません。 リーマンショック直後に、某経営者とともにお会いしたことを思い出します。最悪の状態からは脱して、幾分よくなっていく兆しを感じているころだったのではないでしょうか。思いのほか元気で明るい印象だったことを思い出します。 そこでお目にかかってから10年とは言いませんが7-8年して杉本さんに再会した時にはびっくりしました。ここ最近のことです。あまりにも若い。若すぎました。SYLAの文字が胸に躍る黒いパーカーにデニム。そしてスニーカーです。最近のネット系の方々はなんだか社名をあしらったTシャツやトレーナーを着たりして、私のようなものは戸惑います。まさに、最近のネット系企業のような風体で現れた杉本さんに面喰いました。 再開した直後もひたすらにアンチエイジングについて根掘り葉掘り聞きました。個人的には、あとはワインの話くらいしかしません。今回もアンチエイジングだけでひたすら押していくつもりが、オフィスにお邪魔してすっかり聞くことが変わってしまいました。不動産会社っぽくない不動産会社。壁面にはアートがあふれ、その横には企業ビジョン・バリューが掲げられていました。 ビジョンを掲げて飾るだけの企業はたくさんあります。華美な内装で外部者を驚かせるだけの会社もあります。杉本さんのシーラはちょっとビジョンの類が多過ぎるように思われますが、それだけ真剣に会社のことを社員みんなと考えているからだろうと感じました。ビジョン・バリューが増えすぎて取り留めなくなっていると杉本さん自身が言っていましたが、まとまりがあるお飾りよりも、しっかり実行している雑然のほうがいいに決まっています。 アートがたくさん飾られていましたが、あまり大事にしている感じがありませんでした。「そこにある」という印象。あまり意味性を求めている感じがない。妙に片付いていたりしないから日常っぽくて、これもどこか雑然としている。肩に力が入っていない。つまり気取っていない。これだと思いました。 売上1000億に達するまでは遊びを封印するという杉本さん。まさに、杉本さんの仕事に向けたストイックさが伝わってくるオフィスでした。勉強になりました。
鎌田和彦 |
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