賢人たちを賢人たらしめている行動や考え方は。そして、大切にしている習慣は──。
インタビューを通じて、そんな共通点を探っていきます
※この対談は2022年2月8日に弊社「GINZA XI」ラウンジ(東京・銀座)にて行われました。
対談後記 住信SBIネット銀行の円山法昭社長にお話を伺いました。
お話を聞いたその直後に住信SBIネット銀行「新規上場承認」の報道が流れました。 ネット銀行初の上場。そして、既存の金融機関とは一線を画してBaaS(バンキング・アズ・ア・サービス)を基軸にしたサービスを展開するという構想は時代の変化を感じさせるものです。 さらにその後、世界情勢やマーケットの状況を鑑み、上場を延期するというご判断をされたとの報道がありました。
私のようなものが偉そうに言うことではありませんが、重たいレガシーを抱える既存金融機関の生き残り競争は実に熾烈です。 一方、店舗網もATM網も持たないネット銀行として住信SBIネット銀行の打ち出す取組は実に軽快そのものです。過去のしがらみがなく、ある意味で守るべき領域よりも攻めるべき領域が圧倒的に広いという強みから、ネオバンクを打ち出して銀行プラットフォームを一般企業に開放してしまう。既存金融機関からすれば脅威でしかないでしょう。 常に様々な動向を見極めながらも、冷静に状況判断を行い、 そうした大胆なサービス実行の先頭に立つ円山社長。福井県のお寺さんの跡継ぎになるはずだった方が、なぜか都市銀行に入り、言葉を選ばずに言えば傍流の支店営業から主流の本店勤務へと転身。そして、SBIグループでインターネット利用を学び、日本初のモーゲージバンクを立ち上げ、遂にはネット銀行のトップとして新しい金融サービスを作るという華麗なる転身ぶりにはただ驚嘆です。 円山社長の人生系譜をお聞きすると、一見脈絡がないように見えて、結果としてみごとに美しく繋がっている。最初から意図しているというよりも、時点時点でベストを尽くして最頂点に上り詰め、そこから次の山の最適な尾根に飛び移るような、そういう離れ業をイメージさせられます。
ネオバンクを掲げて金融界に新たな頂を作らんとする円山社長。また改めて機会をいただき、新たな山頂から見える景色についてお聞きしたいと思いました。
鎌田和彦 |
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