mv

アメリカ経済アカデミーVol.84

アメリカの住宅不足に解消の兆し(2022年7月5日時点)

売り出し中の物件数は6月単月で19%増加

アメリカの深刻な住宅不足に解消の兆しが見えてきました。

アメリカではパンデミックによる売り控え(供給減)と引っ越し増加(需要増)、ウッドショック(供給減)、人手不足(供給減)、低金利(需要増)が重なったことで歴史的な住宅不足に陥っていました。

しかし、6月にはいって住宅の在庫数は急上昇。Realtor.comで販売中の物件数は前年比19%増となりました。同メディアは5年前から在庫数データを収集しはじめましたが、この増加速度は史上最速とのことです。6月単月で見ても、新規売り出し数がコロナ禍以前の水準を上回り、1年前から4.5%増加しています。ただし、在庫数は、まだコロナ禍以前の水準の約半分です。

また、在庫の増減ペースには都市ごとに大きな差があるようです。特に増加率の高いオースティンでは1年前から在庫数が145%近く増加、続くフェニックスは113%、ローリーは112%近く増加しています。一方、マイアミでは在庫数は16%減少し、バージニアビーチは14%、シカゴは13%それぞれ減少しています。

Realtor.comのチーフエコノミストであるダニエルヘイル氏によると、「7月には、6月を通じて見られる改善の加速に基づいて、追加の在庫増加が見込まれる」とのことで、住宅不足は今後さらに解消されていくと期待されています。


物件価格は依然として高水準

需要と供給のバランスが改善されつつあるなか、物件価格はまだ下がっていません。

Realtor.comによると、6月の上場価格の中央値は450,000ドルに達し、過去最高を記録しました。この背景には、手頃な価格の物件の供給は依然として少なく、相対的に高額物件の取引シェアが増えていることが挙げられます。

不動産データプロバイダーであるATTOMのレポートによると、第2四半期に平均価格の住宅を所有するための毎月の支払い額は、米国の平均賃金の31.5%。前年の24%から大幅に増加しており、増加率は過去20年以上のなかで最大です。アメリカの一般的な金融機関が住宅ローンを承認するための債務対所得比率の上限は28%と言われています。そのため、平均的な収入の人が平均的な物件を買おうとすると、住宅ローンが組めないのです。

つまり、庶民にとっては住宅が買いづらい状況がまだまだ続いています。潜在的な住宅購入希望者が購入を諦めているケースも相当数あると見られ、不動産業界は手頃な物件の在庫を増やすことが求められています。



注目記事
なぜ、こんなにも多くのお客様にご支持を頂いているのか(その1)

なぜ、こんなにも多くのお客様にご支持を頂いているのか(その2)

なぜ米国不動産と法人税繰延の相性は抜群に良いのか。

※この記事は、掲載日時点の情報を基に作成しています。最新状況につきましては、スタッフまでお問い合わせください。

アメリカ不動産投資の秘訣
成功への道筋

オープンハウスの投資メソッドを
無料ダウンロード

アメリカ不動産投資の秘訣
成功への道筋

オープンハウスの投資メソッドを無料ダウンロード

この資料では、以下の内容をご紹介しています。

以下の内容をご紹介しています。

  • アメリカ不動産投資が「今」注目される4つの理由
  • スケールが違うアメリカ投資市場の基礎知識
  • 日本とは全く異なる不動産の市場環境と投資効果
  • 投資エリア選びの重要さと注目の成長エリア

さらに知りたい方は簡単1

資料をダウンロードする

アメリカ不動産投資、始め方がわからずお悩みではありませんか?

2020年の税制改正後も、アメリカ不動産投資は依然として「資産分散」「減価償却」などのメリットで注目を集めています。

ただ、アメリカを含む海外不動産投資に興味はあるけれど「言語の壁がある」「現地の事情がわからない」「リスクが高そう」といったお悩みも多く見られます。

実際、日本からアメリカ不動産投資を始めようとしても、現地の法律や税制の違い、物件管理の難しさ、為替リスクなど、様々な課題に直面することがあります。

しかし、適切な知識とサポートがあれば、アメリカ不動産投資は魅力的な資産運用の選択肢となります。安定した不動産需要、基軸通貨ドルでの資産保有、長期的な不動産価値など、その魅力は2020年の税制改正後も健在です。

そこで、アメリカ不動産投資に興味をお持ちの方へ、『アメリカ不動産投資成功ガイド』をお届けします。オープンハウスがこれまで5000棟超、3000名以上の投資家様をサポートしてきた実績をもとに、投資の基礎知識から最新の市場動向、成功事例までをわかりやすくまとめました。

オープンハウス独自の強み、アメリカの複数都市に展開する現地法人による直接管理と日本語でのきめ細やかなサポート体制についてもご紹介しています。お忙しい投資家様のお手を煩わせず、英語不要でアメリカ不動産投資を実現できるワンストップサービスです。

ドル建てでの資産運用を実現したい方、海外投資に興味はあるけれど不安を感じている方は、ぜひこの機会にダウンロードしてみてください。

アメリカ不動産投資の秘訣
成功への道筋

オープンハウスの投資メソッドを
無料ダウンロード

アメリカ不動産投資の秘訣
成功への道筋

オープンハウスの投資メソッドを無料ダウンロード

この資料では、以下の内容をご紹介しています。

以下の内容をご紹介しています。

  • アメリカ不動産投資が「今」注目される4つの理由
  • スケールが違うアメリカ投資市場の基礎知識
  • 日本とは全く異なる不動産の市場環境と投資効果
  • 投資エリア選びの重要さと注目の成長エリア

さらに知りたい方は簡単1

資料をダウンロードする

まずはセミナーに参加しよう

すべて見る
弊社コンサルティングスタッフ

【日本全国オンライン対応可能】アメリカ不動産個別相談セミナー

1月07日(火) 、1月08日(水) 、1月09日(木) 、1月10日(金) 9:30~19:30
弊社コンサルティングスタッフ

【全国オンライン対応可能】年10日から購入できる「NOT A HOTEL」個別相談セミナー

ご希望日程よりご選択ください。
伊東 陽生

富裕層のための戦略的資産運用ーアメリカ不動産投資セミナー

1月10日(金)17:30~18:30
田中大輝先生

米国不動産投資における税務申告オンラインセミナー

1月13日(月)10:00~11:00
伊東 陽生

2025年の米国不動産市況を読み解く~米国不動産年間取扱高No.1のオープンハウスが徹底分析~

1月15日(水)18:00~19:00
今井 真鈴

ハワイ不動産で叶える資産運用~別荘利用・賃貸・償却のトリプルメリット~

1月17日(金)14:00~15:00
前へ
次へ

タグ一覧