mv

米景気後退へ懸念から、債権利回りが急上昇(2022年9月20日時点)

2年もの国債利回りが15年ぶりの高値。10年ものの利回りを上回る。

9月23日、アメリカの2年物国債利回りは15年ぶりの高値となる4.266%に上昇しました。10年物国債も同様に上昇し、11年ぶりの高値となる 3.829% に達しました。

この急上昇は、FRBによるさらなる利上げの影響を反映したものです。通常、金利が上昇すると債券価格は下落します。また、債券利回りは債券価格と反比例します。つまり、利上げが行われると、債券利回りが上昇するのは定石通りで、それ自体は驚くべきことではありません。

ただし、2年ものの利回りが10年もののそれを大きく上回っている点には注意が必要です。通常、債権の利回りは償却期間が長いものほど利回りが良くなります。そのため、債券商品を2年もの、10年もの、30年ものと、償却期間の短い順に並べて利回りを比較するグラフ(イールドカーブ)を描いた場合、右肩上がりの曲線になるのが一般的です。しかし現在、2年ものの利回りが10年ものを上回る「逆イールドカーブ」状態に陥っています。



高まる米国経済の先行きへの不安感

この「逆イールドカーブ」は、景気後退への市場の警戒感が高まった際に発生すると言われています。金融緩和によりコロナショックをいち早く脱した米国経済ですが、度重なる利上げによりその勢いがストップしてしまいました。特に、グロース銘柄と呼ばれる、設備・人材への投資を重ねて急成長を遂げていた企業群は、借り入れ金利の上昇とともに投資の手を緩めざるを得ず、成長に陰りが見えます。

ファイブシーズンズ・ファイナンシャル・プランニング社の代表認定ファイナンシャルプランナーのポール・ウィンターは「債券利回りが高くなると、株式市場に投資される可能性のあった資金が債券に流れることで競争が激しくなる」とし、米国株式市場にとって好ましくない状況であると説明しています。

こうした不安定な市場環境化では、ボラティリティの高い資産の割合を高めないことが重要です。安定性の高い資産、つまり債券やバリュー銘柄、そして不動産などへの持ち替えもご検討ください。




注目記事
なぜ、こんなにも多くのお客様にご支持を頂いているのか(その1)

なぜ、こんなにも多くのお客様にご支持を頂いているのか(その2)

なぜ米国不動産と法人税繰延の相性は抜群に良いのか。

※この記事は、掲載日時点の情報を基に作成しています。最新状況につきましては、スタッフまでお問い合わせください。

まずはセミナーに参加しよう

すべて見る
弊社コンサルティングスタッフ

【日本全国オンライン対応可能】アメリカ不動産個別相談セミナー

4月26日(金) 、4月29日(月) 、4月30日(火) 、5月01日(水) 9:30~19:30
弊社コンサルティングスタッフ

【全国オンライン対応可能】年10日から購入できる「NOT A HOTEL」個別相談セミナー

ご希望日程よりご選択ください。
伊東 陽生(株式会社オープンハウス ウェルス・マネジメント事業部 アシスタントセクションマネージャー)

【アーカイブ配信】“円安”のときに、アメリカ不動産投資をする理由

4月30日(火)13:00~13:45
●柏野 将史様(K-innovate株式会社 代表取締役)●伊東 陽生(株式会社オープンハウス ウェルス・マネジメント事業部 アシスタントセクションマネージャー)

激動の経済!どう資産運用する? ≪利回り≫や≪減価償却≫に使える海外不動産投資術

5月09日(木)17:00~18:00
前へ
次へ
「不動産投資ガイドブック」を
無料プレゼント
アメリカ不動産のメリットを詳しく解説
不動産投資ガイドブック
なぜアメリカ投資市場の
スケールとパワーが段違いなのか?
賃料収入、価格上昇、税メリットによる
投資効果が期待できるのはなぜ?
契約・管理・売却まで日本にいながら
ラクラク運用できるその理由とは?
アメリカ投資市場の
スケールとパワー
様々な投資効果
日本で運用できる
無料でもらう

タグ一覧