アメリカ不動産アカデミー

注目のAIサービス「ChatGPT」、不動産業界でも利用が進む

2023.02.07

アメリカ不動産アカデミー

文章の執筆からプログラミングまで、広い業務を担いうる「ChatGPI」

2022年11月に、アメリカの人工知能研究所であるOpenAIがリリースした「ChatGPT」は、AIとチャットできるサービスです。

AIとチャットというと、なにやら難しそうな印象を抱きがちですが、ChatGPTを利用するには特別な知識や技術は必要ありません。利用者登録すればすぐ利用開始でき、操作性はLINEやメッセンジャーでメッセージを送るのとさほど変わりません。特徴は、返事の文章の自然さ。コンピューター特有の堅苦しい言い回しがなく、時折間違った回答が返ってくることも含めて、人間と会話している感覚で使えます。さらに、ChatGPIはコンピュター言語も分かるため、コードを書くこともできます。

こうした特徴から、ChatGPIはビジネスへの利用が急速に進んでいます。カスタマーサポートや、文章のライティング、プログラミングの補助など、多様な業務がChatGPIで賄えるため、「AIに雇用を奪われる」という以前から囁かれてきた懸念が、いよいよ現実味を帯びてきました。

不動産業界は、物件紹介文やSNS投稿の作成に利用

もちろん、不動産業界でもChatGPIが利用されはじめています。もっとも分かりやすいのが、物件紹介テキストのライティングです。物件の特徴を伝えるキーワードを入力し、紹介文をつくるように指示すれば、ほんの数秒で物件紹介ができあがります。

SNS投稿用のテキストや、広告用のコピーも同様です。また、もっと長い文章、1万字を超えるブログなどもあっという間に執筆できます。動画撮影用の台本を書くこともできます。つまりマーケティングに関わる仕事の大部分を担ってくれるのです。しかも、その作業速度は人間よりも遥かに速いのだから、使わない手はありません。

とはいえ、ChatGPIはまだまだ誤りが多いことには注意が必要です。事実と真逆の文章を書くことさえもあるので、世に出す前には人間のチェックがまだまだ必須です。機械学習の性質上、利用が増えれば増えるほど精度が向上していくため、さらなる進化に期待がかかっています。

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