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ウッドショックによる住宅価格の上昇

今回はウッドショックによる住宅価格の上昇について紹介します。ウッドショックという言葉自体、はじめて耳にする方も多いでしょう。オイルショックのウッド版と考えていただければ分かりやすいかと思います。つまり、木材が急激に不足し、入手困難な状況を差します。実は今、世界中の建築業界が、ウッドショックで大騒ぎしているのです。

この記事では、ウッドショックはなぜ起こってしまったのかを解説します。具体的な要因は、主に以下の2つです。

① 世界的に海上輸送コンテナが不足し、海上運賃が上昇。
② 北米で住宅需要が急増したことによる木材価格の高騰。

1点ずつ解説していきます。

① コロナ禍の混乱により、世界的に海上輸送コンテナが不足し、海上運賃が上昇

新型コロナウイルスの感染拡大で、2020年春ごろは世界の貿易がストップし、輸送用のコンテナも余っていました。しかしその後、2020年夏ごろから輸送量は一転して急増、いわゆる“巣ごもり需要”が急拡大。旅行やジムにも行けない人たちが、家電や日用品をネットショッピングで買うことにお金を振り向けたとみられ、小売業の売り上げはコロナ禍前と比べても8.3%程度増加しています。結果、コンテナも不足しています。
家電や日用品であれば1つのコンテナで運べる個数も多いため、コンテナ価格の上昇の影響が小さいのですが、木材の場合はそうはいきません。大きく重量もあるため、価格に占める運輸コスト比が大きく高騰につながります。コンテナ不足はいまだ解消の目処が立っておらず、この状況はしばらく続くと考えられています。

② 北米で住宅需要が急増したことによる木材価格の高騰

米商務省が2021年1月21日発表した2020年12月の住宅着工件数は166万9千戸(季節調整済み、年率換算値)で、前月の改定値から5.8%急増しています。こちらの数字は4カ月連続の増加で、06年9月以来14年3カ月ぶりの高水準となっています。
中でも一戸建てが133万8千戸で前月比12.0%伸び、全体を押し上げている状態です。住宅増減の先行指標である建築許可件数も170万9千戸で、前月比4.5%増えています。こちらは2006年8月以来14年4カ月ぶりの高水準です。
コロナ禍によるリモートワークの定着及び、政策による歴史的な低金利であることも相まって、アメリカの住宅ニーズは高まっており、建築事業者は高い住宅ニーズに応えるのに苦労をしている状況です。

これらに加え、コロナ禍のなかでDIYを楽しむ人が増えていることなど、小さな要因も重なっています。今後、更なる木材の供給不足が続き、需給バランスを整えるために住宅価格がさらに上昇する可能性もあります。住宅購入をご検討の方は、ご参考ください。

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