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米国債に続き、銀行も大量格下げ。大手銀行の格下げ可能性も示唆。

ムーディーズ、アメリカ大手銀行の格下げを検討

三大格付会社の1つであるフィッチによる米国債格下げに続き、同じく三大格付会社の1つであるムーディーズが、アメリカの大手銀行6行の格下げを検討していることが分かりました。

2023年8月7日、ムーディーズは自社Webサイト上に格付け見直しの対象となった27行の新しい格付けを公開。コマースバンクシェア(a1からa2に)をはじめ、10行が格下げされました。また、バンク・オブ・ニューヨーク・メロンやステート・ストリートなどの大手銀行を含む6行についても、格下げには至らなかったものの、その議論がなされたことをが明らかになりました。残る11行も、格付け展望が「安定的」から「ネガティブ」に変更されています。

預金現象とポートフォリオ毀損を懸念

ムーディーズが新格付けと同時に公開した「資金調達リスク、収益性の低下、資産の質の変化により、銀行の信用力が試される」と題したレポートでは、格下げの理由を以下の2点から説明しています。

金融引き締めによる預金の減少

パンデミック禍の金融緩和が終わり、引き締め政策がはじまったことで市中に流通する資金量が減少。結果として預金も減少傾向にあります。また、他行との預金獲得競争に勝つために預金金利を上げた銀行も多く、預金額の減少は小幅でも金利差収益は大きく減っていると指摘されています。

金利上昇による固定金利資産の価値の低下

利上げにより国債の利回りが上昇。結果、利上げ前に発行された債権の価値が低下しています。これにより、ポートフォリオに占める債権の割合が高い銀行は、大きな含み損を出しました。

レポート内で「金利リスク」と「預金ボラティリティの上昇」と表現されたこれら2つの逆風は、自己資本比率が低い地方銀行を中心に、金融機関に大きなダメージを与えています。


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