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株式価格と債券利回が同時上昇する異常事態が終息か。

通常、同時に上がることのない株価と債券利回りが揃って上昇

アメリカではここ3ヶ月ほどの間、株式価格と債券利回りが同時上昇する異常事態が続いていましたが、ようやくそれが終わりそうです。

通常、株式価格と債券利回りは逆相関の関係にあります。債券利回りが上昇すると、投資家は株式よりも債券を好むため、株式価格は下がります。反対の理屈で、債券利回りが悪いと、株式価格が上昇します。

にもかかわらず、株式価格と債券利回りがどちらも上昇していたのは、金利政策に対する投資家の予想が割れていたからです。インフレが収束しつつあるから遠からず利下げが行われるだろうと考える楽観的な人々は株式を買い、インフレはまだまだ収まらないからしばらく利上げが続くだろうと考える悲観的な人々が債券を買う。そんな真反対の予想が同時に成り立つ状況のもとで、2つの市場が同時に盛り上がる珍しい現象が発生していたのです。

「利下げ」で予想が一致し、株価上昇・債券利回り下落の正常市場に

現在、そんな異常事態が解消し、株価上昇・債券利回り下落のトレンドに向かいつつあります。先物市場の動きを見ると、株式投資家たちの一部は、年内に何度かの利下げが行われるだろうと予想していることが見受けられるのと同時に、債券利回りも経済指標の不振を受けて数週間ぶりに下落に転じました。

とはいえ、このまま利下げに向かうと判断するのは早計です。6月のインフレ率は年率3%と、昨年6月のピーク時(同9.1%)に比べ大きく下がったものの、目標である2%の1.5倍の水準です。また、昨年比27%下落したガソリン価格をはじめ、昨年異常高騰したエネルギー価格が落ち着いたことでインフレ率が大きく引き下げられたことも考慮すべきです。依然として物価上昇率が高い項目も多く存在しており、食料品価格(5.7%上昇)、食料品店価格(4.7%上昇)、外食費(7.7%上昇)など、国民生活への影響の大きい食費関連は特に高い水準を保っています。

FRBも、まだ利上げが必要であることをほのめかしており、金利政策をめぐって市場がどう反応するかは断言できない状況が続きます。


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