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アメリカ、カナダでも豪雪による大規模停電が発生

アメリカ、カナダでも豪雪による大規模停電が発生(2022年12月26日時点)

Highlights

  • 2億5,000万人の生活に影響。死者も19名に。
  • フライト中止相次ぎ、クリスマス休暇もままならず

2億5,000万人の生活に影響。

12月23日以降、日本各地で豪雪による停電や通行止めが発生していますが、北米も冬の嵐が猛威を振るっています。

22日木曜日以降続いている嵐は、北はカナダのケベックから南のテキサスまで 、2,000 マイル (3,200 km) 以上の非常に広い範囲に及んでいます。この嵐の影響を受けている人は約2億5,000万人に上り、150万人以上が停電を経験、現在までに死者が19名出ています。死者の多くは交通事故によるもので、猛吹雪のよる視野の悪さや強風、路面凍結などの悪条件が影響しています。

また、気温も急低下しており、モンタナ州エルクパーク(自然公園)では氷点下46℃を記録。都市部でも、カンザス州最大都心のウィチタで氷点下35℃、コロラド州の州都デンバーでも氷点下31℃と、20数年ぶりの低気温が記録されています。

フライト中止相次ぎ、クリスマス休暇もままならず……

嵐の被害は、経済にも影響を及ぼしています。

飛行機のフライト状況を追跡する「FlightAware」によると、23日金曜日にキャンセルされた米国発のフライトは 5,900本超。24日土曜日のフライトも午前時点で1,600本のキャンセルが確定されているとのことです。陸路も、上述の通り事故の危険性が高く、通行止めになっている区間もあります。

多くの人がクリスマス休暇を取るこの時期は本来、帰省や旅行などの需要で航空業界や観光業界が潤うシーズンですが、気候状況がそれを許しません。NWS(アメリカ国立気象局)は、この嵐がまだしばらく続くと見ており、「これからの数日間で 、100を超える地域の最低気温の記録が並ぶか、破られる可能性がある」と述べています。

 


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