賢人たちを賢人たらしめている行動や考え方は。そして、大切にしている習慣は──。
インタビューを通じて、そんな共通点を探っていきます
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日本にないビールをつくりたい。そんな想いの背景にあったものは…?
<本編動画>
※この対談は2021年3月9日に『 Margotto e Baciare(マルゴット エ バッチャーレ) 』(東京・西麻布)で行われました。
対談後記 Maison Rococoの若林さんにお話を聞きました。 そもそもプレミアムビール市場というとニッチ領域に感じますが、日本のビール市場は3兆円を超えると言いますから、簡単にニッチと片付けるわけにもいきません。まさに巨大企業がひしめくマーケットであり、自由化された(自由化という表現が正しいか定かではありません、お許しください)と言っても依然として寡占状態ですから、そこに挑むというのはなかなかハードルが高い。そんな中、アイデア勝負の進出を試みたというのが、若林さんたちのすごいところだと思います。 ビールで新規事業といえば、なんといっても「地ビール」ですが、ROCOCO Tokyo WHITEはいわゆる地ビールではないと理解しています。若林さんたちの狙いは、グランメゾンというかいわゆる高級レストランにおいて、最初に飲む飲料として地位を得ようということ。地元で作ったビールというプロダクトアウトではなくそこにニーズはあるはずだというマーケットインの発想なのがおもしろいと感じました。 実際、(一人のレストランフリークとしては)確かにアペリティフ(食前酒)に悩むことはあります。それがフレンチならば、個人的にはほぼ確実にシャンパーニュを選びます。しかし、それがスペイン料理となると必ずしもシャンパーニュ(というかスパークリングワイン)を選ぶ気になりません。ワインラバーでもある自分としては、料理の方向性でアペリティフも選びたい。となると、スペイン料理ではカバ(スパークリングワイン)よりもシェリー(ドライなもの)を選びたくなります。 さて、それが日本料理だったらどうかというとやはりビールというのが自分なりの答えではあります。ところが、なかなかいい銘柄がありません。ROCOCO Tokyo WHITEは飲み口がさわやかでフルーティ。そのわりに、しつこい味わいが残りません。さらっと淡泊に感じつつも味わいも深い。徹底した飲み比べの成果でしょうが、飲み飽きない印象が際立っています。個人的には、飲み続けたいアペリティフだと思っています。 鎌田和彦 |
『 Margotto e Baciare』
トリュフをまるごと1つ使ったコースが堪能できるファインダイニング。ラグジュアリーな空間で、「熱いものは熱く、冷たいものは冷たく」という姿勢を大切に、本物の食材だけを使った料理がお楽しみいただけます。
東京都港区西麻布4-2-6 菱和パレス西麻布 1F(広尾駅から徒歩8分、六本木駅から徒歩11分)
※要予約 03-3406-8776。詳しくはhttps://www.margotto.jp/
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