不動産Insights

サチハワイのニュースレター VOL.166

2024.03.07

新年1月期のオアフ不動産市況は、好調スタート！

アロ～ハッ！！　ハワイからこんにちは！

今月初め、ホノルル不動産協会が発表した新年2024年1月期のオアフ島不動産市況レポートを簡単に解説します。レポートの副題には「新年初月のオアフ不動産セールス増でスタート！」といきなり我々にとって心地いい文言が！　昨年同月比、戸建ての取引件数は22.7％増の184件（昨年150件）、コンドミニアム部門でも6.2％増の292件（昨年275件）で終了しました。取引中間価格でも、戸建てで昨年同月比5.3％増の$1,021,016と初月から＄１ミリオン超え、コンドミニアムでも1.5％増の$502,500と＄５０万ドル超えで、どの数値を見ても好調だった昨年12月の数値に酷似していました。昨年中一貫して在庫不足が深刻でしたが、今年1月期、新規で市場に登場した戸建て売り物件数は285件で昨年同月から6.3％増、コンドミニアムも581件で昨年より11.1％増とオアフの不動産業界は、非常に好調なスタートを切ったといえます。昨年よりＦＲＢは2024年に利下げに転じるのではとの観測が主流だったので、この1月期の結果は結構意外でした。

さて,環境問題の話題に移りますがハワイ大学マノア校によると、、ハワイの観光の中心であるワイキキビーチが急激に浸食されています。2018年～2020年に行われた調査によると、興味深いことに、ワイキキビーチは、夏に砂の量が多く、冬に砂の量が少ないという典型的な季節的パターンに従っていません。その代わり、調査開始後12ヶ月間は一貫して砂浜の量が増加し、その後10ヶ月間は砂浜が侵食されました。この異常な変化は、南うねりによる波エネルギー、水位、貿易風によって発生した波に起因しています。
ワイキキビーチの浸食に対処するための取り組みが進行中です。以下は、現在行われている取り組みの一部です：
ビーチの補給：ビーチに砂を補給しています。沖合から砂を浚渫し、ビーチに堆積させることで、ビーチの幅と体積を回復させます。
防潮堤と防砂堤：防潮堤と防砂堤の建設は、海岸線をさらなる浸食から守るのに役立ちます。防潮堤は波のエネルギーに対する障壁として機能し、防砂堤は砂を捕捉し、砂の流出を防ぎます。
モニタリングと調査：科学者たちは、海岸の動態、波のパターン、土砂の移動について研究を続けています。
気候変動への適応：気候変動が浸食を悪化させることを認識し、長期計画にはその影響を緩和するための対策が含まれています。
地域社会の関与：ワイキキビーチ保全の重要性について、住民、企業、観光客の意識を高めることで、責任ある行動と協力を促します。
温暖化による海面上昇は世界的に深刻な問題ですね。

サチハワイ・スタッフ一同は、常に皆様の健康と安全を、そして繁栄を祈念しております。

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