Highlights
- 国産バイオマスプラスチックを配合した新素材「RICEWAVE™(ライスウェーブ)」が登場
- 通常は廃棄される米を素材に活用していることがユニークなポイント
- 環境意識の高い企業を中心に今後、導入の輪が広がっていくことに期待
米をアップサイクルしたバイオマスプラスチック配合の新素材
食用に適さない古米や米菓メーカーなどで発生する破砕米、飼料として処理できない非食用米をアップサイクルした国産バイオマスプラスチック「RiceResin®(ライスレジン)」。この「RiceResin®(ライスレジン)」を配合した新素材として、家具メーカーの株式会社モーブルが独自素材「RICEWAVE™(ライスウェーブ)」を新たに開発しました。
株式会社モーブルは、もともと国内唯一の特許技術を駆使したコア材「LITEWAVE®(ライトウェーブ)」を自社生産しており、「洗える」「ヘタリにくい」「通気性・保温性」「消毒可」といった特長を持つ次世代素材として、スポーツシーンやホテル、保育園など、さまざまなシーンで活用されていました。
しかし、「LITEWAVE®」の原料には石油由来の樹脂なども使用されており、昨今の環境意識の高まりやSDGsの国際的広まり、脱プラスチック化の流れなども受けて、バイオマス素材を使用した新しい製品の検討や試作を繰り返していました。
そうした中で、株式会社バイオマスレジン南魚沼(新潟県南魚沼市)が製造する「RiceResin®(ライスレジン)」と出会い、日本産であることや、人が食べられずに捨てざるを得ない非食用米を活用したコンセプト等に共鳴。「RiceResin®(ライスレジン)」を活用したものづくりへのチャレンジとして、このたび新たに新素材「RICEWAVE™(ライスウェーブ)」が開発された流れになります。
環境意識の高い企業を中心に、導入の輪が広がっていくことに期待
株式会社モーブルは、木製家具と「LITEWAVE®」を製造する唯一のメーカー。そのノウハウを大いに生かして、「RICEWAVE™(ライスウェーブ)」を使用したソファー、マットレスなどのインテリア製品の企画も現在、進行中とのこと。
すでに温泉旅館 界 霧島にも、「RICEWAVE™(ライスウェーブ)」を用いたクッション材の納品実績があり、今後も環境意識の高い企業を中心に「RICEWAVE™(ライスウェーブ)」活用の輪が広がっていくことが期待されます。
人が食べられずに捨てざるを得ない非食用米を活用したコンセプトや、日本産のバイオマスプラスチックを使用していることもユニークなポイントである新素材「RICEWAVE™(ライスウェーブ)」。SDGsや脱プラスチックの流れに興味がある方も、ぜひ注目しておきたい新素材です。
▼企業情報
社名:株式会社モーブル
所在地:(本社)福岡県大川市中古賀956-1
(東京ショールーム)東京都千代田区岩本町3-9-1 花岡ビル 5F
(横浜サテライトオフィス)神奈川県横浜市中区北仲通5-57-2 KITANAKA BRICK&WHITE BRICK SOUTH 2F
(名古屋ショール―ム)愛知県名古屋市中区大須3丁目2番5号 6F
代表者:代表取締役 坂田 道亮
資本金:4000万円
事業内容:オリジナル木製家具の企画・製造・販売、特許を使用したオリジナルマットレスの企画・製造・販売・OEM事業、「IKASAS」国内販売総代理店
主な取引先:全国有名家具専門店・家具取扱店・ハウスメーカー・全国宿泊施設・ホテル
Website:
・株式会社モーブル|コーポレートサイト:https://www.meuble.co.jp/
・Meuble (モーブル)|ブランドサイト:https://www.brand-meuble.jp/
・Literie (リテリー)|オフィシャルオンラインショップ:https://www.literie.jp/
・IKASAS (イカサ)|ブランドサイト:https://ikasas.jp/
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