オープンハウスのグループ会社「サチ総合不動産会社」の3人がハワイ不動産の今をレポートします。コロナ禍が収束に向かいつつあるハワイ。社会も活気を取り戻してきました。今回は、ハワイならではのビーチライフも含めて、魅力的な物件をご紹介します。
──ハワイの不動産市場が大変に盛り上がっていると、日本でも報道されています。
大げさでなく “飛ぶように売れている”というのが実感ですよ。私がハワイで不動産ビジネスを始めて30年以上になりますが、かつてなかったような状況です。
──そんなに! やはりローン金利が下げられたことが理由でしょうか。
おっしゃるとおりです。金利2.5%で30年間固定というのが追い風になっています。コロナ禍でリモートワークが当たり前になり、ニューヨークでもハワイでも同じように仕事ができるようになったからハワイに移住しようかと考える人が増えたことも理由です。
──金利2.5%というのは、日本人の感覚では決して低くはないんですが、そちらでは歴史的な低金利だそうですね。
かつては10%を超えていたこともありましたから、現在の金利が非常に魅力的なのは間違いありません。不動産市場そのものが右肩上がりですから、住みながらリフォームしてバリューを上げていけば、確実に財産形成もできます。不動産の売却益に対する減税措置がある点も見逃せないですね。
──まさに「買うなら今!」という印象ですね。一方でちょっと気になるのがオアフ島で建設が進められているハワイ初の鉄道のことです。2025年の全線開業を目指していたのが、遅れ気味とのことですが。
そうなんです。一部区間は開通しましたが、コロナ禍の影響などで遅れていまして、終点のアラモアナセンターまで開業するのはずいぶん先じゃないかとも言われています。
コロナ禍でツーリストが激減し、税収が落ち込んだことで財政的に厳しくなったという背景もあるようです。
でも完成した一部区間を試運転で電車が走っている様子は、とても微笑ましいですよ。
それに既に完成した駅の周辺では開発も進んでいて、新たなにぎわいが生まれています。これからが楽しみです。
──ありがとうございます。では今月もお勧め物件を教えてください。オーシャンフロントの素晴らしい物件とのことですが。
まず名門ワイアラエカントリークラブ近くの一戸建てです。このあたりは由緒ある名家が多く、亡くなってしまいましたが日本の某有名俳優も住まいをおもちでした。知る人ぞ知るエリアで、アクセスの関係もあって人がめったに訪れませんから、遠浅のビーチを他人に邪魔されずにエンジョイできます。
──ザ・カハラ・ホテルのすぐ近くなんですね。素晴らしいロケーションです。
物件は2012年の建築です。オーナーが建築家と一緒にイメージを練って建てただけあって、とにかくエレガントな住まいです。例えばバスルームのフロアはイタリアの自然石が使われていますし、マスターベッドルームの天井はヨーロッパ風の絵画のようです。キッチンの壁はガラス張りですので外の景色を楽しみながら朝のコーヒーを淹れられますし、プライバシーが気になるときはスイッチ一つでガラスの間にガスが入って視線を遮ってくれます。リビングルームは2階の吹き抜けとなっており、書斎からも海を眺めながらゆったり過ごせます。
──素晴らしい室内ですね。
約200坪の家ですが、機能的だからそんなにだだっ広い印象はありません。海からのセットバックもしっかり確保されています。とにかくすべてがエレガントで、とても凝った空間の住まいです。
──ありがとうございます。では続いてもう一軒、たいへんに特徴的なお勧め物件だそうですね。
西オアフのナナクリ地区の一戸建てです。実はこちらは、元力士の小錦さんが住んでいらっしゃる邸宅なんです。
──小錦さんのお住まいですか!
小錦さんはサモア出身のお父様をたいへん尊敬されていて、「いつまでも父を誇りに思う息子でありたい」との気持ちが成功のモチベーションになったそうです。そんなお父様への恩返しとして2001年にご自身でデザインして建てられたのがこの邸宅です。お父様は非常に喜び、この家をとても愛されたそうです。残念ながらそのお父様も亡くなられ、小錦さんご自身は日本を拠点に活動されているのでこの住まいを手放すことに決め、当社に売却を任せてくださいました。
小錦さんは、そんなご自分の想いをわかってくださる方に住んでいただきたいそうです。
こちらもオーシャンフロントで、母屋とゲストルームの2棟となっています。元力士らしく、外観は両国国技館を意識されています。
──海と同じ色の屋根で、とても美しいですね。
プールには一番お好きだという「力」の文字がタイルで描かれ、ダイニングエリアは土俵をイメージしています。リビングルームには“鉄砲柱”もあるんですよ。
町からちょっと離れた自然豊かな場所ですので、ゆったり暮らしたい方にはぴったりでしょう。
5ベッドルーム、5バスで、一つひとつの部屋がゆったりしています。海側から山側へと気持ちよく風が通り抜けるのも、魅力です。
────ありがとうございます。ではまた来月、魅力的な物件のご紹介を楽しみにしています。
※このトークは、2021年3月26日に日本とハワイを結んだWebミーティングで行われました。
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