mv

【アメリカ確定申告】知っておきたい基礎知識 「第5回:アメリカ不動産購入時手続きをしなかった場合、どうなるか?」

はじめに
前回、アメリカ不動産購入後に必要な納税者番号の手続きや、支店登記についてお話しました。今回は、もしこれらの手続きを行わなかった場合、どういうことが起こるのかを説明していきたいと思います。

個人の場合:納税者番号を申請しなかったら

納税者番号を取得しないと、管理会社より家賃の振り込みが行われません。これは、管理会社がオーナーに家賃を支払う際、納税者番号がない外国人への振込は源泉徴収義務が発生するなど、税務上問題が発生するためです。

納税者番号自体、申請から付与までかなりの時間を要します。したがって、番号申請は物件購入後速やかに行わないと、番号取得が遅れ、家賃の受け取り開始も遅くなってしまいます。

加えて、物件を売却する際にも納税者番号がないと手続きに支障が出ます。エスクローから納税者番号の提出を求められたり、売却後の確定申告ができず、還付金を受け取ることが難しくなるためです。

このように、納税者番号を申請しないと賃料受け取りや売却手続きに支障が出るため、番号の申請はとても重要です。アメリカ不動産を購入したら、速やかに納税者番号の申請手続きを進めていただくことが大切です。

法人の場合:支店登記を行わなかったら

アメリカは州により法律が異なりますが、多くの州で支店登記は必須とされています。この支店登記を行わないと、法人の納税者番号(EIN:Employer Identification Number)を受け取ることができません。

例えばテキサス州の登記の場合、登記を終えた後、アメリカの税務署へ納税者番号を申請、取得します。並行して、州からも独自の法人番号を受け取ります。法人名義でテキサス州に不動産を購入した場合、連邦とテキサス州に申告を行いますが、テキサス州の番号を持っていない支店はテキサス州での申告ができません。すなわち、登記を行わなければ法人番号を取れず、この番号がないと確定申告もできないことになります。

また、個人と同様、この番号がないと家賃の受け取りはできませんし、売却時にも番号がないと還付金を受け取ることができません。

さらに法人の場合、日米での資金のやりとりをアメリカの税務署へ確定申告時に開示する必要があります。この開示を確定申告の期日までにきちんと行わなかった場合、ペナルティが発生します。確定申告は法人番号がなければできませんので、法人番号の取得、支店登記は速やかに行っていただく必要があります。

アメリカ不動産を購入するタイミングで、納税者番号の申請や支店登記の手続きについてはコンサルタントや不動産エージェントから専門家の紹介もしてくれます。やるべきことを期日内に完了させることが非常に重要です。

米国税理士 渡邊聡美 
渡邉聡美
株式会社フェニックスデール 代表
米国税理士

アリゾナ州立大学卒業、会計学専攻
Deloitte Tax LLP ミシガン州デトロイトオフィスにて税務を担当
監査法人トーマツ、金融インダストリーグループにて金融監査を担当
みずほ銀行 国際戦略情報部にて米国会計税務コンサルティングを担当
株式会社フェニックスデール 立ち上げ

米国進出支援事業、米国事業投資、会計支援事業の経験を活かして、米国不動産を専門とした税理士として地位を確立。主に米国確定申告代行業務を行っている。

▼株式会社フェニックスデール公式サイトはこちら
https://phoenixdale.com/

【関連記事】
 第1回:アメリカ不動産を買ったら、日米両方の確定申告が必要

第2回:アメリカ不動産購入をしたらまず初めに行う税務手続き

第3回:アメリカ不動産を日本法人で購入した場合の手続き」

第4回:個人・法人の税務手続きの違いについて

第6回:どの書類を用いて税務申告するのか(個人)

まずはお気軽に資料請求
エリアや物件の最新情報、シミュレーションサンプルなど無料プレゼント!
アメリカ不動産の利点やリスクが分かる、動画セミナーも限定配信!
>>資料請求はこちらから<<

※この記事は、掲載日時点の情報を基に作成しています。最新状況につきましては、スタッフまでお問い合わせください。

アメリカ不動産投資の秘訣
成功への道筋

オープンハウスの投資メソッドを
無料ダウンロード

アメリカ不動産投資の秘訣
成功への道筋

オープンハウスの投資メソッドを無料ダウンロード

この資料では、以下の内容をご紹介しています。

以下の内容をご紹介しています。

  • アメリカ不動産投資が「今」注目される4つの理由
  • スケールが違うアメリカ投資市場の基礎知識
  • 日本とは全く異なる不動産の市場環境と投資効果
  • 投資エリア選びの重要さと注目の成長エリア

さらに知りたい方は簡単1

資料をダウンロードする

アメリカ不動産投資、始め方がわからずお悩みではありませんか?

2020年の税制改正後も、アメリカ不動産投資は依然として「資産分散」「減価償却」などのメリットで注目を集めています。

ただ、アメリカを含む海外不動産投資に興味はあるけれど「言語の壁がある」「現地の事情がわからない」「リスクが高そう」といったお悩みも多く見られます。

実際、日本からアメリカ不動産投資を始めようとしても、現地の法律や税制の違い、物件管理の難しさ、為替リスクなど、様々な課題に直面することがあります。

しかし、適切な知識とサポートがあれば、アメリカ不動産投資は魅力的な資産運用の選択肢となります。安定した不動産需要、基軸通貨ドルでの資産保有、長期的な不動産価値など、その魅力は2020年の税制改正後も健在です。

そこで、アメリカ不動産投資に興味をお持ちの方へ、『アメリカ不動産投資成功ガイド』をお届けします。オープンハウスがこれまで5000棟超、3000名以上の投資家様をサポートしてきた実績をもとに、投資の基礎知識から最新の市場動向、成功事例までをわかりやすくまとめました。

オープンハウス独自の強み、アメリカの複数都市に展開する現地法人による直接管理と日本語でのきめ細やかなサポート体制についてもご紹介しています。お忙しい投資家様のお手を煩わせず、英語不要でアメリカ不動産投資を実現できるワンストップサービスです。

ドル建てでの資産運用を実現したい方、海外投資に興味はあるけれど不安を感じている方は、ぜひこの機会にダウンロードしてみてください。

アメリカ不動産投資の秘訣
成功への道筋

オープンハウスの投資メソッドを
無料ダウンロード

アメリカ不動産投資の秘訣
成功への道筋

オープンハウスの投資メソッドを無料ダウンロード

この資料では、以下の内容をご紹介しています。

以下の内容をご紹介しています。

  • アメリカ不動産投資が「今」注目される4つの理由
  • スケールが違うアメリカ投資市場の基礎知識
  • 日本とは全く異なる不動産の市場環境と投資効果
  • 投資エリア選びの重要さと注目の成長エリア

さらに知りたい方は簡単1

資料をダウンロードする

まずはセミナーに参加しよう

すべて見る
弊社コンサルティングスタッフ

【日本全国オンライン対応可能】アメリカ不動産個別相談セミナー

11月21日(木) 、11月22日(金) 、11月25日(月) 、11月26日(火) 9:30~19:30
弊社コンサルティングスタッフ

【全国オンライン対応可能】年10日から購入できる「NOT A HOTEL」個別相談セミナー

ご希望日程よりご選択ください。
弊社コンサルティングスタッフ

【オンライン対応可能】年間14日から購入できる旧軽井沢エリア別荘「GLAMDAY STYLE TEITAKU 水ノ星」個別相談会

6月11日(火)9:30~19:30
伊東 陽生

米国大統領選挙と不動産市場の展望:富裕層のための資産運用戦略セミナー

11月25日(月)19:00~20:00
伊東 陽生

米国大統領選挙と不動産市場の展望:富裕層のための資産運用戦略セミナー

11月30日(土)10:00~11:00
今井 真鈴

【限定開催】初めてのハワイ不動産セミナー~泊まれて貸せる大人気ホテルコンドのご紹介~

11月30日(土)14:00~15:00
伊東 陽生

【オンライン開催】トップコンサルタントが語る年収2000万円以上の方のためのアメリカ不動産投資セミナー

12月04日(水)17:00~18:00
伊東 陽生

【オンライン開催】トップコンサルタントが語る年収2000万円以上の方のためのアメリカ不動産投資セミナー

12月09日(月)19:00~20:00
今井 真鈴

【限定開催】初めてのハワイ不動産セミナー~泊まれて貸せる大人気ホテルコンドのご紹介~

12月11日(水)19:00~20:00
前へ
次へ

タグ一覧