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カテゴライズされない生き方の実践。(ゲスト 本田 直之氏:第3回)

作成者: Discovery~賢者の習慣~ 編集部|2022.09.20

賢人たちを賢人たらしめている行動や考え方は。そして、大切にしている習慣は──。
インタビューを通じて、そんな共通点を探っていきます

仕事と遊びの垣根がないから職業は「その他」

鎌田

恒例の「人生における優先順位」についてご記入をお願いしたところ、本田さんはすべてが5点という結果でした。実に貪欲というか。

本田

私、ワークライフバランスという言葉が好きじゃないんですよ。あれはトレードオフの言葉で、プライベートを大切にするために仕事を抑えるというニュアンスがあります。私はどちらかを大事にするというのではなくて、どちらも大切にしたい、すべてがいい感じでハッピーでありたいと考えているんです。だから全部5点です。

鎌田

本田さんは、生きることそのものが仕事になっているような気がします。

本田

確かに仕事だと思って仕事をしていないですし、仕事と遊びの垣根はないですね。

鎌田

そういう意味では、そもそも本田さんて何をやってる人ですかと聞かれると困るのでは。

本田

そうなんですよ。アンケートなどで職業欄があると、だいたい「その他」にマルをつけてます。以前TBSの番組に出演したときも、「職業その他」でお話をさせてもらいました。

鎌田

経営者でもあり、フーディーでもあり、執筆者でもある。確かに「その他」とするしかないですね。

本田

昔は何でもカテゴライズされたけれど、最近はカテゴライズできない生き方を選ぶ若者が増えたように思います。私だけじゃないですね。それこそ家も仕事も持たず、何ものにも縛られないで点々としながら自由に生きている若者が。

鎌田

ヒッピーのような。

本田

ネオヒッピーですね。今私が名づけましたが。昔と違って点々としながらでも自由に発信できる時代ですので、生きたいように生きることが可能になったんだと思います。

鎌田

もう一点「あなたが大切にしている習慣」については、いかがでしょう。

本田

「すぐ寝る」ですね。

鎌田

とにかく寝る、さっさと寝ると。

本田

1日過ごすといろんなことが起きるじゃないですか。夜、それらを振り返っていろいろ考え始めるとなかなかポジティブになれず、寝付かれなくなります。

鎌田

確かに。

本田

だから余計なことを考えないよう、とにかく寝る。もともと寝付きはいいほうなんですが。

鎌田

睡眠導入のコツはありますか。

本田

スマホを見ると脳が覚醒するので見ません。あとはカーテンは閉めない。先ほども言ったように朝陽が射し込んだら自然に目が覚めるようにしています。とにかくさっさと寝ることが、先に進むことにつながるんです。

 

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