賢人たちを賢人たらしめている行動や考え方は。そして、大切にしている習慣は──。
インタビューを通じて、そんな共通点を探っていきます
※この対談は2022年9月7日に弊社「GINZA XI」ラウンジ(東京・銀座)にて行われました。
対談後記 今回は、ヘッドウォーターズの篠田社長にお越しいただきました。 篠田さんとお話をしていてまず感じることは、篠田さんの生き様は哲学的(宗教的?)真理を求める求道者みたいだなということです。篠田さんが放つオーラには独特の抜け感があります。そもそも力が入っていない。 だからと言ってエネルギーを感じないということではなくて、むしろ独特のエネルギー(力感)も伝わってくる。力みがなくて淡々としているのだけれども、中身は詰まっている感じです。 これまでの人生系譜を聞いていても、力んでいないけれども淡々とやり切る姿勢が見て取れます。普通の人間だと、バカバカしいなとか、やってられないなとか、そんな否定モードになってもおかしくない局面で、淡々とやり切る。しかも、苦労して手に入れた果実を惜しげもなく他人に分け与えてしまう。惜しいとか悔しいとか、そういう執着心みたいなものを感じさせないのが篠田さんのすごいところです。 だからと言って、適当さやいい加減さが微塵もない。全力を上げて、力みなくやる。これが篠田流だと思いました。 つまり、禅の境地じゃないでしょうか。もちろん、間違っているかもしれないので、深掘りできませんし、深掘りするだけの十分な知識もありません。しかし、どうも篠田さんとお話をしていると、損得だとか、利害だとか、そういうことじゃない。目の前のことに正面から向き合ってやるべきことをやるというスタンス。その姿勢が、真理を求めて禅を組む修行僧のイメージにつながってしまうわけです。 私自身、なんだかメディテーションに取り組もうかななどと思ってしまった次第です。
鎌田和彦 |
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