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諦めずに続けることで、いつか成果を手にできる。(ゲスト柴 肇一氏:第1回)

作成者: 海外不動産コラム 編集部|2020.06.10

賢人たちを賢人たらしめている行動や考え方は。そして、大切にしている習慣は──。 インタビューを通じて、そんな共通点を探っていきます

好きで続けていた研究が、いつかビジネスに

木村

私が初めて柴さんにお目にかかったのは、前職のことでした。ポリリン酸の研究を通じて人々の健康に貢献する製品開発を行っていらっしゃると聞き、関心を持ったことがきっかけでした。




その節はお世話になりました。

木村

いえいえ。その3年後に再会できたときは、大変驚きました。

たまたまネットで米国不動産投資のことが目にとまり、詳しく話を書こうと思ってオープンハウスさんに電話したのですが、ご説明にいらしてくれたのが木村さんだったから、びっくりしましたよ。まさに人の縁というのは不思議なものですね。

木村

私こそ、柴さんとの巡り合わせには感謝しています。そもそも柴さんは純粋に研究者としてキャリアをスタートされたのですね。

ええ、完全な理系人間で、ビジネスとはまったく無縁の研究者でした。

木村

ポリリン酸の研究者としては日本で初めてだそうですが。

大阪大学大学院を修了して北海道大学で助手をしていたときにポリリン酸というものを知り、詳しく学びたいと考えて米国のスタンフォード大学に留学をすることにしました。ポリリン酸は体内でタンパク質と結合して人間の組織の再生を助けると考えられています。しかし当時は誰もポリリン酸なんて知らなくて、これは面白いと考えて自分で研究することにしたのです。

木村

スタンフォード大学では高名な先生に師事されたそうですね。

ノーベル医学生理学賞を受賞されたアーサー・コーンバーグ博士に学びました。もちろん当時は純粋に学術的な研究として取り組んでいましたので、研究成果が何に使えるかなんてまったくわからなかったですね。今でこそポリリン酸入りの歯磨き粉や育毛剤を販売していますが、当時はビジネスの“ビ”の字も頭になく、純然たる基礎研究として取り組んでいました。その意味では、好きで取り組んでいたことがいつの間にか仕事につながっていたという感覚です。

木村

好きで取り組んでいたことがビジネスになっていたというのは、とてもうらやましいです。幸せなことですよね。

まさか歯磨き粉や育毛剤をつくることになるなんて、あの頃の自分にはまったく想像がつかなかったです。でも、どのようなかたちにせよ、自分の研究成果を世の中に送り出せたのは、幸せなことだと思っています。

 

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