賢人たちを賢人たらしめている行動や考え方は。そして、大切にしている習慣は──。
インタビューを通じて、そんな共通点を探っていきます
自宅にも、別荘にも、ホテルにもなるまったく新しい暮らしの拠点「NOT A HOTEL」を提供しようという非常に野心的な取り組みをされていますね。しかもそれをオンラインで販売されています。反応はいかがですか。
クオリティの高い建築物に先進のテクノロジーを取り込んだ「NOT A HOTEL NASU」(那須)と「NOT A HOTEL AOSHIMA」(宮崎)の2棟をフラッグシップとしてリリースしたところ、幸いにも好調です。数億円の不動産を本当にオンラインショッピングで買っていただいているにも関わらず、冷やかしは一件もなく、大きなトラブルもありません。
数億円をカートに入れて買ってもらうわけですから、驚きです。
実際に「購入しました」という通知がきたときは震えました。
自住用でありながら事業用でもあるのが「NOT A HOTEL」ですね。
一般的に別荘を買っても実際に利用するのは年に20日から40日です。それなら残りの300日以上をホテルとして活用できる仕組みが作れないかという発想で始めました。
私が面白いと思ったポイントは2つあって、1つめがパーシャルに販売されていることです。1つの物件を12分割で買えるんですよね。
いわゆるシェア買いですね。全部買うのではなくて、別荘として使う30日分だけを購入していただく仕組みです。メインターゲットとしてるのが30代、40代の経営者ですが、ミレニアム世代以降はシェア文化に慣れ親しんでいるので、非常に合理的な仕組みだと自負しています。
確かに自分のものじゃなきゃ嫌だという抵抗感は薄くなってきたんでしょうね。そしてもう1つのポイントが、オペレーションに力を入れていらっしゃることです。
自分自身が別荘やホテルで体験したら嫌だなと思うことは全部解消しようという課題感で運営していこうと考えています。
今後スケールを拡大していく中で、そのクオリティをどこまで追求できるかということが課題でしょうが、非常に魅力的な考え方だと思います。
今後各地に「NOT A HOTEL」を展開していき、その運営を担うためにNOT A HOTEL マネジメント株式会社を設立しました。仕組みとしては例えば那須の「NOT A HOTEL」の1日分の権利を浅草の「NOT A HOTEL」の1日分と交換し、相互利用できるようにしています。別荘ならば1ヵ所ですが「NOT A HOTEL」なら全国に別荘がある感覚です。
2025年までに30ヵ所に「NOT A HOTEL」を作る予定ですが、根底にあるのは「世界中にあなたの家を」という世界観なんです。地球の上のどこにでも自分の家がある状態がいつか実現できたらと思うと、ワクワクします。
関連記事
リスクを取るから道が開ける。(ゲスト 金子 英樹氏:第2回)
リスクを取るから道が開ける。(ゲスト 金子 英樹氏:第3回)
リスクを取るから道が開ける。(ゲスト 金子 英樹氏:第4回)
オープンハウスの米国不動産投資
業界初!ワンストップサービスを提供し、名実ともにアメリカ不動産投資のパイオニアに。
オープンハウスはなぜ“米国”不動産に取り組むのか
なぜ、こんなにも多くのお客様にご支持を頂いているのか(その1)