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紙の新聞だから伝わることがある。末松 弥奈子氏(第1回)

作成者: Discovery~賢者の習慣~ 編集部|2023.02.10

賢人を賢人たらしめている行動や考え方は。そして大切にしている習慣は──。
インタビューを通じて、そんな共通点を探っていきます。

信頼性こそ新聞の真価

鎌田

ジャパンタイムズは1897年(明治30年)創刊の日本で最も歴史ある英字新聞です。Webマーケティングの世界で事業を展開されていた末松さんが、なぜ紙の英字新聞を手がけていらっしゃるのでしょう。

末松

新聞というビジネス自体が右肩下がりですから、鎌田さんがおっしゃるように、なんで私がやってるのと自分でも思います。ただ英字新聞ですから、マーケットはグローバルなんです。それをオンラインでマーケティングするという点で、私がWebマーケティングで培ってきたノウハウが活かせるんじゃないかと考えました。

鎌田

新聞業界もデジタル化の波に直面していますね。

末松

でも私は、紙の新聞ってこれからも残っていくと思うんです。例えばクラシックカーがいまだに大切にされていたり、乗馬が愛されていたりするように。新聞を読む時間ってぜいたくだなあって思うんですよ。

鎌田

新聞の匂いや手触りっていいですよね。

末松

昔の新聞には速報性が求められていましたが、今はネットがそれを担っています。新聞はじっくりと読むものになったんです。一方で海外の方からすると日本の情報ってニッチなので、その点でも日本で創刊125年というジャパンタイムズは価値ある媒体なんです。

鎌田

知名度と信頼性がありますね。

末松

ネットだとフェイクニュースの危険性がありますが、新聞はちゃんとファクトチェックをしてから情報を出しますから、「信頼できる情報を有料でお届けする」ということに価値があるんです。受け手がファクトチェックしないで読めるということで、海外のメディアからもよく読まれているんですよ。

鎌田

紙の新聞の発行部数は減っているでしょうが、私もやっぱり紙で読みたいという気持ちは強いです。

末松

デジタルって自分の好みに合わせた情報が送られてくるので、期待値の範ちゅうの中での情報に限られてしまいます。でも紙の新聞だとリコメンドされていない情報、知らない情報に触れることができるんです。エディトリアルデザインされていますから一覧性もあって、小さくても自分にとって大切な情報ならすぐ目に入るじゃないですか。

鎌田

あります、あります。ベタ記事に目が行くことは多いですよ。

末松

それこそオープンハウスって単語があったらパッと目に飛び込んできますよね。紙の新聞のよさって、そういうところなんです。

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