広告関連企業グループ経営者 T.I.様(56歳) 2019年購入
──オーナー様はアメリカにいくつか不動産をお持ちですね。
ええ。実は今回のコロナ禍で、なかなか興味深いことがわかったんですよ。
──とおっしゃいますと?
ロサンゼルスに賃料が坪1万円の高級物件、シアトルに坪賃料7000円のミドルクラス物件、テキサスには坪賃料4500円、月額にして20万円ほどの物件を持っているのですが、コロナ禍で最初に入居者が撤退したのがロサンゼルスの高級物件だったんです。
つまり運用の面で安定しているのは、ボリュームゾーンである家賃10~20万円の庶民的物件ということがわかりました。3億円の物件1棟より3000万円の物件10棟の方が、投資には向いていると思います。流通量が多いので売却も早いですし。
──そのテキサスの物件は、オープンハウスからご購入いただきました。
ええ。オープンハウスさんは米国不動産では日本で一番実績がありますし、ホームページも詳しくて、しっかりしていると感じました。実際、物件の説明もとても丁寧でしたので、任せて安心でした。
──ありがとうございます。
感心したのは、コロナ禍の中にあって、賃貸料の値上げができたことです。例のロサンゼルスの物件は約6%ほど家賃を下げざるを得なかったのですが、テキサスの庶民向けの物件は更新月にしっかり値上げに踏み切れて、さすがにオープンハウスさんはリーシング能力も高いと感心しました。
──海外不動産投資の経験が豊富なオーナー様から見て、アメリカ不動産の魅力とは何でしょう。
3点ありまして、1つめが20年30年という長期的な目線で見れば、やはりアメリカ経済は順調に発展していくだろうということです。長期的な安定性は投資をする上で大きな魅力ですね。
2つめが、市場の大きさです。短期的にはアジアの不動産も成長が期待できますが、売却のことを考えると、やはり大きなマーケットを持つアメリカが優位です。
そして3つめが為替リスクですね。ドルはやはり長期的に安定しているので、安心です。
──なるほど。では、アメリカの中で、テキサスについてはどんな印象をお持ちですか。
テキサスやジョージアなどの南部は、今後の経済成長のポテンシャルが高いと感じています。シリコンバレーなども自分が住むとすれば魅力的な場所ですが、不動産の投資先としてはあまりに高すぎますね。
これは日本の不動産についても同様で、都内のワンルームマンションなどはもはや高すぎて、投資先として魅力を感じません。
──ありがとうございます。最後に、アメリカ不動産の物件選びのポイントを教えてください。
先ほどの家賃の話にも通じるんですが、あまりに立派すぎる家、ユニークで人目を引く家は、自分でもつい住みたくなりますが、投資先としては不向きだと思います。例えば立派なシンボルツリーがあるのはいいのですが、アメリカはタウンマネジメントに厳しいですから、落ち葉はきれいに掃除しなくてはならず、そのコストはけっこうな負担になります。
結局、安定した収益が期待できるのは、シンプルで誰にとっても住みやすい家なんです。住みやすい家は借りやすい家で、売却もしやすいですから。
聞き手 当社ウェルス・マネジメント事業部 営業担当 石田楓。
※この取材は2020年7月13日に弊社「GINZA XI」ラウンジ(東京・銀座)で行われました。
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