賢人たちを賢人たらしめている行動や考え方は。そして、大切にしている習慣は──。 インタビューを通じて、そんな共通点を探っていきます
ホームページを拝見すると「コンテンポラリー」と「モダン」にわかれていますが、これはどう違うのですか?
美術史でわけるとコンテンポラリーが現代で、モダンが近代です。ウォーホルなどは現代美術です。
大昔に亡くなっても現代ですか?
このわけ方によって「現代」に箔をつけられるわけです。現代でまだあまり知られていない作家も有名な方と同じカテゴリーに入ることで箔がつくというのが、私の考えです。
明確な線引きがあるわけではないのですね?
考え方でそれぞれ変わってきます。私は「今の時代」に活躍したものを現代としています。
我々のような素人が芸術、例えば絵に興味を持っても、どこから手に入れればいいのかわからない。どうすればいいのですかね?
単純な話で心地よいと思うものがいいと思います。好きか嫌いか。
好きか嫌い、ですか?
それもわからないこともあるかもしれません。ピカソを嫌いって言いにくい、とか。
ああ、まさにそれ、よく感じます。
どうしても情報に流されることはありますよね。とにかく、多くの作品を見ること。友だちの家に行って写真が飾ってあったら、素敵だなとか、ちょっと気持ち悪いなあ、とか、そういう目で見ることが大事かなと思います。
はい、わかります。
美術館で行列している絵を見てもピンとこないこともあります。それを繰り返すうちに、これはこれまで見た中では好きだなとか、そういう自分の感性を大事にしていただきたい。
なるほど。
そうすると自分の「軸」みたいなものが見えてきます。食べ物やワインもいろいろ興味を持って飲み食べしているうちに、質が見えてきて、自分の好き嫌いもわかってきます。味覚と同じように、視覚でもそれが見えてきます。それが自分の感性です。それを持って楽しめば、人生がより豊かになるのではないかと思います。
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