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日本人がハワイで不動産を買う際に住宅ローンは組めるのか

作成者: 海外不動産コラム 編集部|2020.07.12

Highlights

  • 日本人がアメリカでローンを組む難易度は高いが、ハワイは例外的に現地の銀行でローンを組むことができる。また、日本国内でも一部の金融機関が融資を実施し始めた。

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アロハ。日本人がハワイで不動産を買う際に、住宅ローンは組めるのかという点について今回はお話します。

まず大前提として、アメリカはクレジットヒストリーがないと住宅ローンなどローンを組むことはできません。クレジットヒストリーとは、日本で言う個人信用情報(いわゆる「コシン」と一般的にいわれるもの)で、利用者の信用と、支払い(返済)能力を評価するための指標です。ほとんどの日本人は、アメリカのクレジットヒストリーはありません。アメリカで日本の個人信用情報での評価はされないのです。

またアメリカでは銀行口座を作るのにソーシャル・セキュリティー・ナンバー(社会保険番号)がないと作れないなど、日本人が銀行と取引するのはハードルが高い傾向があります。ちなみに、そのソーシャル・セキュリティ・ナンバーを作るにも、米国に滞在できるビザが必要となります

ただ、アメリカで日本人がローンを組む難易度がとても高いのですが、例外的なのがハワイです。ハワイでは、日本人でも現地ハワイの銀行で住宅ローンも組めますし、銀行口座もつくることができます。気を付けて頂きたいのは、日本のようにフルローンで組むことは難しく、頭金が30%~50%程度が必要になります。そして、金利も日本と比べて高いです。銀行・プランによっても異なりますが30年固定で4%前後になります。単純に日本より高いと比較してしまいがちですが、アメリカはインフレがおきてモノも不動産も人の所得も日本と異なり上昇しております。

実際、この4%の金利でも、オアフ島の2018年の取引の約7割が住宅ローンをつかっての購入となっております。そして、各現地の銀行で日本語を話せるローンオフィサーをおいて、日本人へのサービスも積極的に行っております。

また、日本でハワイの住宅ローンを組めないかというと、今まで日本の金融機関が海外の不動産の担保をとれないということで、海外不動産で住宅ローンを組めなかったのですが、最近では、一部の金融機関でハワイの住宅ローンを実施しております。こちらは売買価格の50%までの貸し出しですが、金利が約2.8%で、円建てで貸し出すところもでてきています。もちろん、日本の不動産に抵当をつけて資金使途をハワイ不動産購入に充てる方もいます。

夢のハワイ不動産をもつ手段として住宅ローンという選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。

 

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