賢者の投資術 Powered by OPEN HOUSE

一緒に旅するように、お客さまとワインの物語を楽しむ。(ゲスト若林 英司氏:第1回)

作成者: 海外不動産コラム 編集部|2020.07.08

賢人たちを賢人たらしめている行動や考え方は。そして、大切にしている習慣は──。 インタビューを通じて、そんな共通点を探っていきます

数分の会話の中でお客さまとの信頼関係を深めていく

鎌田

エスキスの営業に新型コロナウィルスの影響はありましたか?

若林

うちは、緊急事態宣言が出る前の4月5日の日曜日から5月いっぱい休みました。当初、オーナーには「ソーシャルディスタンスをこういう風にして」とお願いしましたが、今回は休もうということになりました。おかげでいろいろ考える時間ができましたが、人と話してはいけないというのがやっかいでしたね。

鎌田

サービス業ですからね。

若林

はい。お料理やワインについてのお話が、お客さまとできない。

鎌田

とても大事ですからね、グランメゾン的には。

若林

リモートは無理ですし、お客さまがいらっしゃらないと成り立たない仕事ですから、非常にきつかったです。ただ、だからこそ、今しかできないことに挑戦しようと、スタッフにも目標を決めさせました。例えば英語を勉強しよう、とか。

鎌田

自己学習ですね。

若林

強制はしなかったですけど、出勤後に見ればわかります。頑張った人は評価を上げて、何もしない人は少しずつ責任のある業務から外す。こういうときに自分の将来に向けて準備できないと、これからの時代はなかなか厳しいと思うのです。

鎌田

通用しないですね。

若林

はい。ただ体を動かすだけではなくて頭も使わないといけないと思います。こういう辛いときに自分が学べることをやらないと、仕事に対する姿勢が変わっていかないのかなと思います。

鎌田

今は6月ですが、お客さまは戻ってきていますか?

若林

ええ。特に週末はもう以前と変わりません。いいワインも出ています。

鎌田

そうですか。ソムリエの仕事は、お客さまに飲んでいただかないとできませんね。

若林

ソムリエはセールスマンでありサービスマンでなければいけないんです。ワインによって料理の味が変わったり、いいワインに出会うとその日がハッピーになったりしますよね。

鎌田

はい、わかります。

若林

そのためにはお客さまのコンディションを知り、ソムリエのワインに対する愛情やお客さまに対する愛情も含め最高の状態になったとき、お客さまをハッピーにできるのだと思います。お客さまとの会話にとても意味があり、ドラマのある仕事だと思います。

 

関連記事

一緒に旅するように、お客さまとワインの物語を楽しむ。(その2)

一緒に旅するように、お客さまとワインの物語を楽しむ。(その3)

一緒に旅するように、お客さまとワインの物語を楽しむ。(その4)

オープンハウスの米国不動産投資
オープンハウスはなぜ“米国”不動産に取り組むのか

なぜ、こんなにも多くのお客様にご支持を頂いているのか(その1)

なぜ、こんなにも多くのお客様にご支持を頂いているのか(その2)

なぜ米国不動産と法人税繰延の相性は抜群に良いのか。