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Jリーガーからキャスターへの鮮やかなサイドチェンジ。(ゲスト 水内 猛氏:第2回)

作成者: Discovery~賢者の習慣~ 編集部|2022.06.08

賢人たちを賢人たらしめている行動や考え方は。そして、大切にしている習慣は──。
インタビューを通じて、そんな共通点を探っていきます

作戦通りのキャリアチェンジ

鎌田

スタート直後こそ爆発的な人気だったJリーグでしたが、その後次第に熱気が冷めていきました。創世記の一員である水内さんは当時、将来のキャリアについてどのようにお考えでしたか。

水内

今振り返ると、作戦通りのキャリアでしたね。

鎌田

とおっしゃいますと。

水内

今と違って当時はJリーグチームは10しかなく、しかもゴールデンタイムの生中継もあって、私もけっこう知られていました。98年に日本は初めてワールドカップに出場し、その後は元Jリーガー、元ワールドカップ出場選手という人がたくさん輩出されます。その前に辞めれば、そうした中に埋もれるリスクはないんじゃないかと。

鎌田

なるほど、計算されましたね。

水内

仙台へ移籍して、そろそろ選手としても限界かなと思っていたし、元Jリーガーとして仕事をしていくには今が辞めるタイミングかもしれないと。当時25歳で、今なら他の人に先駆けて元Jリーガーとして重宝されるに違いないと考えたわけです。

鎌田

その後大勢の人がJリーグを引退されていますから、早くから地盤を築くことに成功されましたね。

水内

川合俊一さんや陣内貴美子さんのように他競技の元アスリートとしてメディアで活躍されている先輩の姿もお手本になりました。辞めた後はホリプロに入ってクイズ番組に出るなど、タレントのような仕事もしましたが、やっぱりサッカーの仕事が中心でした。

鎌田

ちなみに2022年カタールワールドカップのグループリーグ組み合わせが決まりました。日本はドイツ、スペインと同じ組になりましたね。

水内

いいんじゃないですかね。どうせなら強い国と闘えた方がいいですから。

鎌田

なるほど、そういうものですか。

水内

日本はまだまだチャレンジャーです。確かにドイツは強豪ですが、絶対に勝てない相手じゃありません。今では多くの日本人選手がドイツ国内でプレーしているので、気後れすることもないでしょう。

鎌田

スペインはどうでしょう。

水内

スペインも強豪です。東京オリンピックでは日本も負けましたし。だからこそスペインは今度も日本に勝てると思ってるでしょう。そこが日本にとってはチャンスのはずです。とにかく初戦のドイツ戦が重要なのは間違いありません。

 

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