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経営破綻したWeWork創業者、住宅不動産で再挑戦。

作成者: 海外不動産コラム 編集部|2023.12.05

孫正義社長が「人生の汚点」と語る、大規模破綻

米国のシェアオフィス・スタートアップ「WeWork」が2023年11月6日に経営破綻しました。

このことは、同社が世界的に注目されるスタートアップであったことや、日本にも進出していたこと、ソフトバンクグループが累計160億ドルもの出資をしていたことなどから、日本のメディアでも広く報じられました。最盛期には470億ドルにも達した評価額はほとんどゼロになり、ソフトバンクグループも巨大な損失を計上。孫正義社長が 「私の人生の汚点」と語る結末を迎えました。

そんなWeWorkですが、巨額の資金調達を率いたカリスマ創業者、アダム・ニューマン氏は2019年に退任済みで、17億ドル以上の資産を持つと報じられています。

カリスマ創業者の再挑戦の舞台は、賃貸住宅領域

商業不動産スタートアップで一斉を風靡したニューマン氏は今、賃貸住宅分野で「Flow」なるスタートアップを立ち上げ、またしても巨額の調達に成功しています。現在までの調達額は10億ドルで、そのなかにはFacebookからAirbnbを早期に見出したことで知られる著名ベンチャーキャピタル会社のアンドリーセン・ホロウィッツからの3億5,000万ドルも含まれます。

Flow社はニューマン氏がマイアミやアトランタなどで購入した3,000戸以上の不動産の運営を軸に、自社開発や第三者所有物件の運営代行なども行います。その特徴は、ニューマン氏の言葉を借りると「一貫したサービスとコミュニティ機能を備えたブランド」。字面だけを見れば、WeWorkと似たコンセプトを賃貸住宅に置き換えたようにも思えます。

ニューマン氏の描くビジョンは、今度こそ実現するのでしょうか?


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