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住宅販売総額が低下するなか、アメリカ全域で住宅価格の中央値が上昇。

作成者: 海外不動産コラム 編集部|2023.10.17

住宅価格の中央値が全米平均3.9%(地域により最小1.0~最大6.8%)上昇

2023年9月21日にNAR(全米リアルター協会)が公開した8月の全米住宅市場の月次レポートによると、中古住宅の販売総額は前月比0.7%減と若干の減速を見せたものの、価格の中央値は前年同月の39万1,700ドルから40万7,100ドルへ3.9%上昇しました。

2023年は2月から5カ月間で前年同月比下落が続いていましたが、先月7月に前年比プラスに反転。8月もその傾向が続きました。今年8月の中央値は、8月の数字としては史上最高値で、金融緩和時を上回る価格水準にあります。

この傾向は特定の地域に限った話ではありません。各エリアの中央値前年比は、北東部が5.8%、中西部が6.8%、南部が3.2%、西部が1.0%、それぞれ上昇し、全米4エリアすべてで上昇が見られました。

住宅価格の上昇が緩やかになるには、供給が2倍になる必要あり

価格上昇の主な要因は長らく続いている在庫不足で、8月末時点の中古住宅在庫は前月比0.9%減の110万戸と、現在の月間販売ペースで3.3か月分しかありません。住宅価格高騰やローン金利の高さから、購入需要も低下気味ではありますが、それ以上に供給が少ない状況です。

NARの首席エコノミスト、ローレンス・ユン氏は「住宅価格の上昇を緩やかにするために、供給は基本的に2倍になる必要がある」と、在庫不足の深刻さについてコメントしています。

レポート内ではそのほか、雇用の増加(特に南部地域)が住宅市場を支えていること、ローン金利上昇により現金で購入する人が増えている(特に投資家とセカンドハウス購入者)ことなどが紹介されています。


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