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イーロン・マスク、"ドクターNO”が政府効率化への考え方で共鳴

作成者: 海外不動産コラム 編集部|2025.01.10

1."ドクターNO"こと元下院議員ロン・ポール氏にイーロン・マスクがラブコール

2024年11月、イーロン・マスクがX(旧ツイッター)で、「ロン・ポールを政府効率化省(Department of Government Efficiency: DOGE)の一員に迎えたい」とコメントし話題を呼んで以来、二人の間には継続的かつ友好的なコミュニケーションが続いています。

ロン・ポールは、米国の元下院議員であり、リバタリアン(自由主義)の象徴的な存在として知られています。彼は小さな政府、個人の自由、そして財政責任を強く支持しており、長年にわたり憲法主義者として活動してきました。そのため、政府支出削減や規制緩和といった政策において、彼の意見には多くの注目が集まります。

また、「ドクターNO」というニックネームでもよく知られています。医師としての経歴から取った「ドクター」と、政府の無駄遣いとみなした法案に対して一貫して反対票を投じる姿勢から取った「NO」を組み合わせたこの呼称は、彼のキャラクターを一躍知らしめました。

2.ロン・ポール参画は政府効率化省(DOGE)に何をもたらすか?

DOGEは、次期トランプ政権が新設を提案している政府機関で、イーロン・マスクと、今回の大統領選予備選でトランプと共和党候補の座を争ったヴィヴェック・ラマスワミが主導しています。その目的は、連邦政府の非効率を排除し、年間2兆ドルの予算削減を実現することです。イーロン・マスクとラマスワミは、それぞれの技術や知見を持ち寄ることで、政府の役割を縮小し、より競争力のある環境を構築しようとしています。

もしロン・ポールがDOGEに参画すると、組織に以下のような影響をもたらすと期待されています。
政策面の強化: 小さな政府を支持するロン・ポールの専門知識は、DOGEの具体的な削減案の策定において不可欠です。
国民の支持拡大: 財政責任を強調するポールの姿勢は、政府改革に共感する層からの支持を集めるでしょう。また気鋭のビジネスマンであるイーロン・マスクとラマスワミと、1976年から2013年までブランクを挟みつつも通算23年間連邦議員を務め現在89歳のロン・ポールとでは、影響力のおよぶ年齢層が異なることから、より幅広い層への支持拡大が期待できます。

 


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