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アメリカ不動産アカデミーVol.27 カリフォルニア州のロックダウンとジョージア州アトランタへの移住人気(2020年12月11日時点)

作成者: 海外不動産コラム 編集部|2020.12.11

 

ロックダウンが施行されたカリフォルニア州

今週はカリフォルニア州のロックダウン施行とジョージア州アトランタの移住人気についてお伝えします。

さる12月6日夜、カリフォルニア州の大部分で再びロックダウンが始まりました。同州では6日の感染者数が3万人を超え、感染者の累計は130万人、死者数は2万人近くに達し、感染者数が最も多い州です。既に病院の集中治療施設は逼迫しており、患者の受け入れ余裕がない状態です。

今回のロックダウンにより、バーや屋内レストランは閉鎖、小売店は収容人数20%までと厳しい入店規制を導入。ロックダウン解除には集中治療施設の空き病床が定員の15%を上回ることが条件となっており、最低でも解除まで3週間程度を要する見通しです。

カリフォルニア州のロックダウンは、3月にも実施されています。これはアメリカ国内の早期対策モデルとなっており、今後、同様の対策を講じる州が出てくることも考えられます。

ジョージア州アトランタの移住人気

次に移住先として人気を博すジョージア州アトランタについてお伝えします。

ジョージア州アトランタは手頃な住宅価格で、沿岸都市の人々から移住先として人気を集める都市です。

米国国勢調査によると、ジョージア州の国内移住受け入れは年間で約50,000人との事です。またRedfin.comの調査によりますと、10月の住宅検索のうち26%が州外に住む人々からのものであり、そのうち37.3%がニューヨーク州からのものであるとの事。

これを裏付けるのが、今回の大統領選挙の結果です。

ジョージア州の大統領選挙では28年間、共和党が勝利していました。しかし、今回は僅差で民主党が勝利しました。民主党支持者が多いニューヨークなどの沿岸地域からの移住者増加により、民主党支持者の人数が増加した事が要因として挙げられています。

アトランタ近郊は温暖な気候で住宅価格が手頃な上、広々とした家が多いのが特徴です。さらに生活費も比較的に安いことでも知られています。パンデミックによりリモートワークが主流となっているアメリカにおいて、今後もアトランタは沿岸地域の人々の移住先候補として注目を集めていくのではないでしょうか。

以上、田力優がお伝えしました。

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