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アメリカ不動産アカデミーVol.16 ハリケーン「サリー」の上陸と、失業率の改善~ジョージア州(2020年9月24日時点)

作成者: 海外不動産コラム 編集部|2020.09.25

 

 

ハリケーン「サリー」の被害状況

今週は、ジョージア州アトランタに被害を与えたハリケーン「サリー」による影響と、雇用環境の改善状況についてお知らせします。

さる9月16日、弊社の物件取扱いエリアでもあるジョージア州アトランタに、ハリケーン「サリー」が襲来しました。

国立ハリケーンセンターによると、サリーはカテゴリー2のハリケーンとしてアラバマ州ショアーズに上陸しました。ハリケーンは風速順に1~5のカテゴリーに分けられます。カテゴリー2は屋根の一部やドア、窓の破損等の被害が予想される風速です。

サリーは雨量の多さが特徴で、国立ハリケーンセンターによると、サリーによってもたらされる雨量は、ルイジアナ州とフロリダ州にかけて最大610ミリ。この数値は月間降水量の5倍に匹敵します。

弊社が物件を取り扱うジョージア州アトランタ周辺においても、大雨や強風を原因とした洪水・倒木・停電等の被害が生じている模様です。弊社グループが管理する物件の一部でも被害が発生しているとの情報が入っており、現地管理会社を通じて対応を進めています。

失業率の改善が顕著であるジョージア州

そのような状況のアトランタですが、経済面では良いニュースも発表されています。

ジョージア州内では新たな経済開発プロジェクトが進行しており、その額はなんと8月だけで6億4200万ドル。それにより4000人以上の雇用も創出されました。

そういった新規投資の後押しもあり、さる9月18日、ジョージア州のケンプ知事は、8月の失業率が前月7月の7.6%から5.6%に減少したことを発表。これはアメリカ全土の失業率である8.4%を大幅に下回った数字です。

「ビジネスを行うのに最も適した州」に7年連続ランクイン

主要コンサルティングファーム約50社による年次世論調査において、7年連続で「ビジネスを行うのに最も適した州」に選出されるなど、今後もジョージア州及びアトランタ都市圏の開発はますます進展するものと見られます。

ハリケーン「サリー」の被害を受けたジョージア州。ハリケーン被害の対応が直近の課題といえそうです。一方、雇用状況の改善や多額の新規投資など、経済面での良いニュースも出ています。

以上、田力優がお伝えいたしました。

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