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【注目の海外プロップテック企業】第2回:Local Logic(ロケーション・インテリジェンス)

作成者: 海外不動産コラム 編集部|2021.01.10

Highlights

  • カナダの注目プロップテック企業「Local Logic」社をご紹介
  • ロケーション・インテリジェンスを駆使し、人と場所のマッチングを実現
  • 新型コロナウイルスの影響をも追い風に、今後も成長が見込まれる企業

不動産(property)とテクノロジーを組み合わせた「プロップテック」と呼ばれる企業が今、世界中で誕生しており、不動産領域における新しいチャレンジに取り組んでいます。この【注目の海外プロップテック企業】というコーナーでは、オープンハウスがセレクトした海外の注目プロップテック企業をご紹介します。

第2回は、ロケーション・インテリジェンスを活用したサービスを提供するカナダのスタートアップ企業「Local Logic」をご紹介します。

 

人と場所のより効果的なマッチングを実現するサービス

「ロケーション・インテリジェンス」とは、位置データを効果的に分析・可視化したり、別のデータと組みわせたりすることで、価値のある洞察を引き出す一連のプロセス・技術のこと。日本ではまだ聞きなれない単語ではありますが、海外ではロケーション・インテリジェンスを活用したサービスがすでに多数誕生しており、Local Logic社もそうした会社のひとつです。

Local Logic社はカナダとアメリカを中心とした300億にも及ぶデータポイントから立地データを収集。不動産データや人口統計、産業規模といった従来から重要視されてきたデータはもちろん、自然環境やお店の多さ、街の活気や静けさなど個人の好みに関わるようなデータも保有しています。近くにあるカフェを地図上に瞬時に表示したり、運転しやすさをヒートマップで表示したり、使い方の自由度も高いサービスです。

さまざまな観点から立地の特徴をスコアリングしているため、ユーザーは目当ての場所にどのような価値があるのかをひと目で判断でき、場所と人のより効果的なマッチングが可能になります。

 

立地調査などの調査業務を大幅に短縮

Local Logic社のターゲットユーザーとなるのは、主に不動産販売者や仲介業者、アナリスト、ディベロッパー、Webサービス開発者といった専門家たち。

不動産の売買や都市開発に関わる人にとって特に恩恵が大きいのは、立地調査をより効率化できることで、Local Logic社のサービスを利用すれば、現地に出向かずとも精度の高い“あたり”がつけられます。ビジネスとして有望な場所だけに調査リソースを集中できるので、時間と手間を大幅に節約。従来は数週間かかっていた調査業務を、数時間程度まで短縮することも可能になるといいます。

またWebサービスの開発者目線では、ユーザーにとって利便性の高い不動産情報サイトを簡単に開発できるようになり、Local Logic社が提供するコードを埋め込むだけで、好みの物件を直感的に探せるマップがサイトに実装できるようにもなるそうです。

 

急成長を遂げるLocal Logic社、新型コロナも追い風に?

Local Logic社は2015年創業とまだまだ新しい企業ですが、すでに多くの企業とパートナーシップを結んでいます。そのなかには、DevMcGillやIvanhoe
Cambridgeといった現地カナダの不動産会社をはじめ、有名な不動産ポータルやデータプロバイダーなども含まれます。2020年11月には、シリーズA(スタートアップ企業などが、最初に重要なベンチャーキャピタル出資を受ける段階)で800万カナダドル(約6.3億円)を調達。プロップテック企業として順調な成長を遂げています。

コロナ禍によって、都心部から郊外への移住といった新しい不動産トレンドが世界的に起きはじめていることも、同社にとっては追い風となるでしょう。新しい不動産トレンドが生まれる際には、より綿密な立地調査が必要だからです。

今後、プロップテック業界でよりプレゼンスを高めていくことが見込まれるLocal Logic社。日本ではまだ無名ですが、今のうちからその動向をチェックしておいて損はありません。

 

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