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Discovery~賢者の習慣

オープンハウスグループ副社長・鎌田和彦が、
成功者たちの共通点やお金に対する考え方を探ります。

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リスクを取るから道が開ける。(ゲスト 金子 英樹氏:第1回)

リスクを取るから道が開ける。(ゲスト 金子 英樹氏:第1回)

金子 英樹氏

ゲストシンプレクス・ホールディングス株式会社 代表取締役社長 金子 英樹氏

一橋大学法学部卒業後、アーサー・アンダーセン、ソロモン・ブラザーズを経て1997年に株式会社シンプレクス・リスク・マネジメント(現シンプレクス)を設立。金融機関向けディーリングシステムの開発などで急速に事業を拡大させ、2002年にJASDAQ市場へ上場。東証2部、1部と昇格した後、2013年に経営陣によるバイアウト(MBO)で上場廃止。その後、2021年に東証1部に再上場を果たす。

鎌田和彦

インタビュアー株式会社オープンハウス 副社長 鎌田和彦

1965年神奈川県生まれ。88年慶應義塾大学文学部卒。89年(株)インテリジェンスを設立、取締役に。99年に同社代表取締役社長、2008年同社相談役。08年には日本人材派遣協会会長も務める。15年よりオープンハウス 取締役 副社長。

賢人たちを賢人たらしめている行動や考え方は。そして、大切にしている習慣は──。
インタビューを通じて、そんな共通点を探っていきます

株主からの信頼を力に変えて

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鎌田

今年(2021年)9月に東証1部に再上場され、話題になりましたね。再上場すると証券コードはどうなるんですか。

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金子

それが変わってしまったんですよ。

鎌田副社長
鎌田

変わっちゃったんですか。

金子氏
金子

本当は変わって欲しくなかったんです。創業メンバーは前の証券コードに思い入れがありましたから。MBOのスキーム上、特別目的会社との合併を経て形式的にエンティティが変わってしまったため、再上場時には新しい証券コードが付与されました。

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鎌田副社長
鎌田

それにしてもMBOを経て、経営者が変わらないまま再上場というケースはほとんど耳にしません。

金子氏
金子

はい、MBOの当事者がそのまま経営者として残って再上場したという事例はまだ少ないようです。

鎌田副社長
鎌田

そもそもMBOに踏み切った理由とおっしゃいますと。

金子氏
金子

1997年の創業以来、我々は13期連続で右肩上がりに成長を続けてきました。特に、2002年の株式上場後においては、公表した業績予想を毎期着実に達成することで、株主の皆さんは「金子は言ったことを必ず守る」と私を信じてくれ、私もそのことを誇りに思っていました。
しかし2011年から業績は減益基調となり、厳しい事業環境にさらされることになりました。具体的には、3期連続となる業績予想の下方修正を実施するなど、外的要因ではなく、我々自身が抜本的な構造改革を実施しない限り、今後の持続的な成長は極めて不透明といわざるを得ない状況となったのです。ここは一度しゃがむべきだと判断したことが、MBOにつながりました。

鎌田副社長
鎌田

勇気が必要だったでしょうね。

金子氏
金子

2002年に上場して最初の株主総会の参加者は2名で、そこから徐々に会場に足を運んでくださる方が増えMBOをした頃には500名ほどになっていました。株主の方の中には、初期のころから我々に対して非常にサポーティブな方々がいらっしゃって、そうした皆さまの期待に応えられなかったことは非常に辛かったです。しかし軌道修正するには今しかないとあえてMBOに踏み切りました。
MBO発表後に開催した株主総会後の懇親会の席で、多くの株主の方が「気持ちはよくわかった。ぜひもう一度市場に戻っておいでよ。また応援するから」と言ってくださったのは嬉しかったです。

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鎌田副社長
鎌田

素晴らしいですね。

金子氏
金子

今回再上場を果たしたことで、あのとき声援を送っていただいた株主の方にもう一度お会いすることが叶ったならば、私は涙するかもしれません。

鎌田副社長
鎌田

シンプレクス様は金融領域で成功された後、他の領域へもビジネスを広げていらっしゃいます。やはりDXは強い追い風ですか。

金子氏
金子

バズワードに乗るわけではありませんが、インターネットが出てきて産業構造が大きく変わったときと同様、ビジネスとテクノロジーをどのように融合させていくかというのは世界的な課題になっています。業界に変革をもたらし、勝ち抜くことで大きな成長が得られるのは間違いありません。

鎌田副社長
鎌田

我々自身が業界の中で変革に踏み出さなければならないと。

金子氏
金子

インターネットが登場する前、欲しいものがクリック一つで翌日に自宅まで届くなんて、誰も想像しなかったじゃないですか。DXのもたらすインパクトは、それに匹敵するものだと思います。


 

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